やっぱり、本はお勧めです

森田 麻里(もりた まり)さん

県立上郷高・日本女子大文学部卒今春某省入省予定

就職活動開始の大学三年が、リーマンショックの翌年に当たってしまいました。最悪のタイミングというべきか、まさに超氷河期突入時期に遭遇。とにかく、どこでもいいから就職口を見つけなければ。そういう焦燥感が、周囲にどんどん漂っていくんです。自分もそうでした。ところが、何回か試験や面接を受けていくうち、ふと思い直すというか、本当にこの進路でいいのかという思いがつのって立ち止まったんです。改めてじっくり考えました。自分の人生、性格、望んでいること、やりたい仕事・・・。そして、一大決心。全く畑違いだけれど、社会保障や医療関連の仕事に就こうと。できるなら、中央官庁に入って、そうした制度の根幹に関わる業務に従事してみたい、そのために国家公務員試験にチャレンジしようと。そう決めた後は、もう一心不乱。猛勉強。甲斐あって合格。

お世話になったKGCのK室長先生にそのことを話したら、「えー」。Surpriseな顔で、自分のことのように喜んでくれました。確かにサプライズな転換、結果だと思います。でも、私にとって最初の大きな転換をもたらしてくれたのは、他ならぬK室長先生なんです。それは中学二年の時でした。それまで、読書が嫌いで、丸々一冊を読み通したことがなかった私に、本を読むようにすすめたんです。ただ、強制するんじゃなくて、上手く仕向けられた感じでしたね。映画を先に見て、その原作本との違いをレポートするというものでした。さすがに読み始めは嫌々でした。でも、せっかく映画も見たのだから、とにかく最後までたどりつこうと歯を食いしばりました。そして、人生初の一冊読破。その時の達成感は今でも忘れないですね。それから、いろいろな本との出会いがあって、いつしか文学少女に変身。大学も迷わず文学部志望。

夢中になる。本気を出してやる。そうすれば、必ず先への道が開かれるのだと思います。