大好きだった人が与えてくれた夢
永嶋善幸(ながしま ぜんこう)さん
県立横須賀高・国立群馬大医学部卒・現在横浜船員保険病院勤務・28歳

「医者になる。そう決めています。」小学校の卒業式式場で披露された将来の僕の夢でした。実は6年生全員の将来の希望や夢が予め録音されていて、卒業証書を受け取る時に、会場に放送される演出だったんです。驚いたのは両親でした。人前でそんな大きなことを言ってしまって、と冷や汗をかかせてしまったようです。医者になろうと最初に思ったのは、5歳の頃。いつも僕をかわいがってくれたおじが急逝したんです。大好きだった人がいなくなった喪失感からか、医者の力があれば、そんな悲しみは避けられたのではと考えたんでしょう。小学生・中学生になっても、その思いはずっと頭から離れませんでした。
でも、中学生くらいになると進路も現実的に考えなければならないようになってきます。
高校進学がまさにそうでした。技能教科の内申点が足を引っ張り、志望校突破は黄色信号点滅状態。自分の志望をあきらめるか、どうするか?決断を迫られた時、KGCのK先生が「善幸なら大丈夫」と言ってくれたんです。その一言で、やる気に火が付きましたね。志望を貫くために必死に勉強しましたし、スクールの先生方にも細かく面倒をみてもらいました。やっぱり、何事もやる前から簡単にあきらめたらダメですね。
循環器内科医になって1年目。どの仕事も同じでしょうが、日々勉強です。特にもっとやっておけばよかったと思って取り組んでいるのが英語。船員保険病院勤務ですから船上の外国人から電話で問い合わせが入ったりします。英語で話されると内容が直ぐに全部聞き取れないことがあるんです。それともう一つ。ガールフレンド(帰国子女)と一緒にテレビの洋画を見ることがあるんですが、音声が英語にされちゃう。彼女がおもしろそうに笑っているのに、僕にはその意味が・・・?やっぱり悔しい。今に見ていろって感じですね。
[ 2009-06-29 ]


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