あきらめないがVOLARE(ボラーレ・飛ぶ)の秘訣

鈴木 慶江(すずき のりえ)さん

県横須賀大津高・東京芸大・同大学院卒現在世界的ソプラノ歌手

鈴木慶江さん
決定的な「歌」との出会いが二度ありました。
最初は高二。音楽の歌のテスト後、先生から「声楽を勉強してみないか」と勧められた時。それまでは部活の剣道部一直線の毎日。男子生徒に「お前、汗くさいよ」と言われるくらいでしたから、「声楽」という言葉も知りませんでした。しばらく経って、歌の先生を紹介して頂き、発声の仕方からレッスンをスタート。埼玉の主婦の方でしたので、毎週土・日だけ横須賀から通いました。遠かったけれど、教わること一つ一つが新鮮で、苦にはならなかったですね。

二度目は大学入学後。二年になってノドを痛めた時。身体が楽器とも言われる声楽にとっては悪夢といってもいいアクシデントでした。必死になってリハビリに専念。一年程経ってやっと普通に歌えるようになった時、「歌」に対する考え方や気持ちも変わっていました。「うまく歌いたい」から、「とにかく歌いたい。自分の歌を、自分の音楽を」へ。そんな気持ちで、あるコンクールに出場。歌い終わった時に会場から頂いた拍手がすごかった。歌を聴いてくれた人がこんなによろこんでくれている。これが「歌」なんだと思いました。二度目の出会いでした。

KGCで勉強するようになったのは中一から。理数教科の苦手意識が強かったのに、どの時間も興味が膨らんで先をどんどん聞きたくなるんです。理科の遺伝の授業などは今でも鮮明に覚えています。遺伝の法則の考え方や覚え方。それにバイオによって絶滅したマンモスを復活させる話など…。先生に聞くことが楽しくなって、授業後も職員室にしょっちゅう質問に行くようになってました。勉強のことは何でも塾で解決というくらい何回も何回も。
歌を歌っていて、なかなか突破できない〈壁〉が立ちふさがることがしばしば。〈壁〉を越えるために第一に必要なのは、やはり練習・反復。

1回・2回やってできなくても100回やって初めてできるようになることも、よくあります。勉強も同じですよね。