アナウンサーへの夢、実現!

飯田 浩司(いいだ こうじ)さん

県立追浜高校卒・横浜国立大卒、現在ニッポン放送アナウンサー

飯田浩司さん
「さあ、第四コーナーを回って、直線コースに入りました。赤先頭だ。外から青が追ってくる。青がさす、青がさす…。ゴールした一着は青…」
これが、人生最初の実況。競馬中継では有りません。私が小学六年の時、放送委員として行った運動会でのアナウンス。ある先生からは「走っているのは生徒で馬じゃないんだ」と叱られました。でも、「型破りで臨場感がある」「運動会の熱戦が盛り上がる」と褒めてくれる人も少なくなかったんです。マイクを通して話すのが楽しくなったのは、その時から。校内放送もハッスルして、流す音楽も、コメントもいろいろ工夫しましたね。

KGC教研の高校進学説明会も忘れられない一コマ。卒業生インタビューで、よこすか芸術劇場のステージに立って在籍生とその保護者を前に話した時(高校一年の仲間九人と一緒に、高校受験体験や勉強法などを語る内容)
プログラム後半で進行のK先生から「受験体験者として、会場の保護者の方に何か伝えておきたいことが有りますか?」と質問が飛んだので、すかさず挙手。マイクを手にして「お父さん・お母さんにお願いなんですが、子どもがせっかく勉強しようと思っている時に、先回りして『早く勉強しなさい』と言うのは、やる気を無くしてしまうからやめてほしい」と発言したら、会場の中三生から割れるような拍手と喝采。「だから、受験生のみんなも親に言われる前に勉強しないと…」とつづけたら、今度は保護者席から大拍手、自分が発した言葉に対する反応の大きさにびっくりしました。

子どもの頃からの目標とはいえ、その仕事に就くことからして難関の放送の世界。だから就職活動はもちろん、高校進学も大学進学も懸命でした。自分のやりたかった仕事に就けた今でもそれは変わりませんね。とにかくいろいろな知識や経験が求められますから。絶えずインプットし、スキルアップしていかなければならない。うまくいかず苦しいことだって、しょっちゅう。

そんな時、今でも頭に浮ぶのが「苦しい時は上り坂」。あのKGC高校進学説明会での先生から受験生への励ましの言葉です。