【大学入試】 2010年大学入試概況
センター試験、志願者数は前年比1.7%増加
2010年度の大学入試センター試験志願者数は、前年比1.7%増の553,368人。志願者が増えた要因は、高等学校新規卒業者の増加(前年差+7,355人)に加え、私立大学のセンター試験利用の増加。新たに8校の私立大が導入し、過去最多を更新。これでセンター試験利用の私立大学・学部数は495大学1,422学部となり、全私立大学の86%が利用することになりました。
国公立大、志願者数・倍率共に増加
2010年度の国公立大2次試験の志願者数は 489,273 人と、前年に比べて3%の増、志願倍率も0.1ポイントアップの4.9倍。志願者・倍率共に7年ぶりに増加しました。とりわけ、公立大学前期日程の志願者数は、前年比110%と大きく数字を伸ばしました。要因として考えられるのが、厳しい不況の影響。センター試験の平均点(5教科7科目)が昨年に続いての2年連続のダウンとなり、国公立大学の志願者数減が予想されましたが、多くの受験生が難関国立大学から中堅国立大学・公立大へと志願変更をしたとみられ、結果として国公立大学全体で志願者増となりました。現在の経済情勢から、この傾向は、2011年度入試でも続くと思われます。
私立大、「二極化」の進行続く
少子化の影響で、私立大学全体としては易化傾向となっていますが、関東・関西などの大都市圏では志願者の増加傾向が続き、地方では依然として定員割れの私大が多く、地域間格差が拡大しています。2010年度入試では、難関大の明治大学で115,700人が志願し、早稲田大学を抜き志願者数1位となりました。また、中堅大では、東洋大学が前年比105%、文教大が120%、明星大では203%となるなど、今年も首都圏での志願者増が目立ちました。早慶上智などのトップ私大や首都圏の有名私大が益々難化、あるいは難度を維持する一方で、私立大学のおよそ半分が定員割れとなるなど、「二極化」が劇的に進行しています。
AO入試、志願者大幅増 その一方制度改革も浮上
AO入試は導入校が年毎に増えつづけ、2010年度の国公立大入試では全体の41%にあたる64校が実施。私立大の場合は、実に全体のおよそ79%にあたる453校で実施されました。また、推薦入試は国公立大学で9割超、私立大学ではほぼすべての大学が実施しています。特に、私立大では学生の約半数が推薦入試・AO入試で入学する状況となっています。そうしたなか、中央教育審議会は、AO入試や推薦入試で学生を募集する際、大学進学希望者の学力を測るため新たに「高校大学接続テスト」を新設すべきとの提言を発表。『全大学の約6割が、高校教育の補習授業を実施』などに象徴される学生の学力低下に対処する施策として出されたもので、推薦・AO入試が今後どのように行われていくのか、その動向が注目されるところです。
[ 2010-04-16 ]


![[自力]学習システム KGCイプシロンジム](http://www.kgc-educom.co.jp/wp-content/themes/kgc/s_btn_b3.gif)